脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは

皮膚では、皮脂腺から毛孔を通じて皮脂が分泌されます。そして、皮脂の分泌が多くなった状態を脂漏（しろう）と呼びます。脂漏の状態になると、紫外線やカビ（真菌）などの外的刺激によって皮脂が脂肪酸に分解され、皮膚が炎症を起こすことがあります。これの状態を「脂漏性皮膚炎」といいます。脂漏性皮膚炎になると、癜風菌（でんぷうきん）という真菌が関与して、症状の発症やまた悪化させることがあります。癜風菌は脂を好む性質があり、私たちの皮膚に常在している菌です。脂漏性皮膚炎のできやすい場所は、頭や顔などの皮脂分泌の多い場所（脂漏部位）や、脇の下などの皮膚がこすれやすい場所です。

また、中年の男性に多く見られるのも特徴の一つです。

脂漏性皮膚炎の発症の原因

原因については、実はまだ完全には明らかになっておらず、多因子疾患と考えられています。遺伝的要因、気温や湿度などの環境的要因のほか、心身のストレスも原因のひとつになる可能性があります。

近年の研究では、Malassezia属真菌（マラセチア）というカビ（真菌）の一種が増殖することによる影響が大きいとも言われております。マラセチアは皮膚の常在菌で、多くの人の皮膚に存在していますが、皮脂量が多くなるとそれをエサにしてマラセチアが増殖しやすくなり、結果として脂漏性皮膚炎を引き起こすことがあります。また、マラセチアが皮脂に含まれるトリグリセドという成分を遊離脂肪酸へと分解することでも、皮膚に刺激が与えられ、皮膚炎を起こす原因の一つになるとも言われております。

脂漏性皮膚炎が出来やすい場所

脂漏性皮膚炎を悪化させる原因

皮脂分泌量が過剰に増えることも脂漏性皮膚炎を悪化させる原因になります。

・カビの寄生

・入浴不足や間違った洗顔による皮脂の溜め込み

・乾燥

・不潔な状態

・ストレス過多

・ホルモンバランスの崩れ

・睡眠不足などの生活サイクルの乱れ

・ビタミンB不足など、栄養バランスの偏り

日常の生活習慣から発症や悪化の要因を取り除くことも大切です。

皮膚科での一般的な治療法は

基本的な治療は以下の通りです。

・癜風菌に対して有効な抗真菌薬「ニゾラール」の外用。

・ニゾラールだけでは効果が見られない場合には、弱いステロイド外用剤を使用。

顔や体には軟膏、頭皮には液体のローション。

・痒みが強い場合などは、強いステロイド外用剤に変更。

・かゆみ止めの内服薬として抗アレルギー薬を処方。

・ビタミンB2、B6などが有効な場合もあり。

基本的な治療により、完治される方もおられますが、多くの方は少し改善しては、また症状が再発してしまうため、根本的な改善方法としては難しいようです。

また、ステロイド外用薬は短期的な効果は高いものの、同じ部位に長期間塗り続けると、皮膚が薄くなったり毛細血管が拡張したりして、別の症状を発症してしまう可能性もあります。

脂漏性皮膚炎の症状の出やすい顔面や首は、そもそも皮膚が薄い部位なので特に注意が必要です。

サロンドノムでは

副作用や長期使用による変性などの可能性がある薬剤などは一切使用いたしません。

ドイツシュラメック社のオリジナルハーブ（数種類の植物や海草など）を、シュラメック社が長年の時間を費やし培った特別な方法で「ニードル化（針状）」にして、皮膚の毛穴から内部に導入します。皮膚の内部に入ったハーブの植物ホルモンが、リンパや血流の循環を促します。肌細胞の隅々まで酸素や栄養素が行き渡ることで、肌の再生力や治癒力が高まり、不要な角質を内部から押し出し始めます。その結果、健康的で生き生きとした肌本来の状態へと導いていきます。この工程を繰り返し行うことで、乱れて続けた肌のターンオーバーが調整されていきます。

脂漏性皮膚炎の原因の一つである「過剰な皮脂の排出」や、それに伴う「乾燥」は、ハーブを導入することにより、毛穴のつまりをなくし皮脂をコントロールします。また、肌に必要なヒアルロン酸を産出するため、乾燥しがちな肌状態は変化していきます。このように、グリーンピールは植物が持つホルモンの力で皮膚の深部から改善していく方法です。痒みを伴うカサカサ肌や赤みなどが徐々に軽減し始めます。

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などとお悩みの方は、ぜひ当サロンのセラピストと一緒にグリーンピールというトリートメントで、根本から見直していきましょう。